当院ではお子さまが不安を感じないような優しい対応を心がけていますが、それでも治療を嫌がって泣いてしまうお子さまには、保護者の方と相談の上で何もせずにお帰りいただくこともあります。
「忙しい中でせっかく時間を取って連れてきたのに」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その状態で治療をすればお子さまの恐怖心をあおるだけです。
「いま治療する必要性がどの程度あるか」「先送りにした時にどの程度虫歯が進行するか」ということを保護者の方にお伝えして、 リスクと合わせて考えていただいています。
お子さま本人を尊重して「今日はやめておく」という判断をすることも大切です。
しっかりコミュニケーションをとり、お子さまのペースで対応することで多くのお子さまは心を開き、治療に協力してくれるようになります。保護者の方には一緒にお子さまの成長を見守っていただければと願っています。